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春いちめんになってきました。3月議会終了です。
この定例会、いいことがありました。
ゼロカーボンシティ宣言です。
もう一つ、委員会はPCの持ち込み可となったので、予算特別委員会にPCを持ち込みました。
これは楽でした。いつも課毎に質疑事項を印刷し、他の人の質疑を書き込んでいました。
PCで直接行えるのですから、本当にありがたい。楽でした。

まだまだ、ミソジニーの議会は続いています。
当然です。私は嵐山町議会の方向は間違っていると発言しているのですから・・・
10年、20年、30年経過すると私の発言は間違っていないことがわかってきます。
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予算の反対討論です。
私は令和4年度予算について反対の立場で討論します。
3月1日に嵐山町がゼロカーボンシティ宣言を行ったことは、今までからコペルニクス的展開で100歩前進したと考えます。
そのコペルニクス的展開の100歩の前進は、今までだったら「できない」という理由を探していたのですが、これから「何ができるか考えよう」という姿勢に変わったということです。
2050年までに気温上昇を1、5度 の上昇に抑えることは、困難な状況になっていると言われています。
10年前に嵐山町他の市町村も2酸化炭素排出0のまちづくりと産業構造の転換を目指す政策で、命を大切にする政策を作っていたら、1.5度cの気温抑制は達成できる可能性はあったと考えます。それでも1.5度抑制を求めることは大きな前進です。
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私が、本予算に反対する理由は
一つは、コロナ禍で多くの市民活動は、リモートワークが普通になったこと、そうであるにも拘らず、嵐山町は、納税のための効率化は進めるけれど、町民のコミュニケーション、町民活動に、オンラインを使うことに、その必要性を重視していないことが大きな課題です。これでは、社会的な活動に時間をとることが難しい60代以下の世代は、まちづくりへの参加が困難です。
withコロナは3年目に入りました。
人々の働き方は変わってきています。活動方法も変わってきています。当たり前のように、リモート活動が進んでいます。嵐山町は残念なことに、リモートと対面との二つを利用した働きかけをする姿勢ができていません。リモートの大きな特徴は、行ったり来たりのじかんを省くことができること、経費が削減できること、リモートで一緒に情報共有でき、共同作業ができます。
対面だけを重視する今までに囚われすぎると、前に進めません。

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そのことは部落解放同盟嵐山支部への補助金交付についていえることです。部落解放同盟嵐山支部の補助金は運動団体活動事業費補助金交付要要綱に基づいて交付されています。この交付要綱は平成25年3月に作られたものです。当時の担当職員の方は、運動団体活動事業費補助金というネーミングに苦心されたと思うのですが、基本的に運動は、自費あるいは費用を作り出して行うものです。公費は使いません。
なぜ平成25年に要綱ができたかは詳しくは話しません。が、運動を事業と捉えることは難しく、事業費と言いながら、実態は団体補助です。部落解放同盟嵐山支部の活動はそのほとんどを公費で行うものです。団体予算の94%が公費という実態です。上部団体への負担金や、日当、会議費、研修費、交通費、資料、書籍、新聞などの購入が、ほとんど公費で行われています。
裁量権を逸脱した補助金交付だです。この活動団体の事業もリモートで行うことはできます。
運動は、自費で行うのが基本です。運動のありようもWITHコロナで進化しています。6人の会員に対して40万円という金額ですが、負担の大きい政策です。
補助金交付を見直すべき時期に見直しておらず、運動団体活動補助金交付の公益性について長の裁量権を逸脱した問題をひきづっています。
「政治は、時代のいろいろな状況を見ながら前に進む」ことが必要です。嵐山町は「数年前から金を稼ぐ」ことを最優先政策としました。
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それがDMO観光事業であり、観光事業のためも合わせて、駅西口開発を行ってきました。
その皺寄せで、学校施設の老朽化を放置していました。令和3年、4年で学校への応急的な措置は行われます。
学校再編の問題は置いていても、施設の老朽化・安全性の確保のためのメンテナンスは必要でした。
出生数が減っている、当然です。子どもを育てることの責任がまだほとんど女性に委ねられ、女性の希望や、子どもの育ちを保証するシステムができていない。町立幼稚園の3年保育もまだ進まない状況です。
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観光事業は、金を稼ぐことができることが可能かどうか、花見台工業団地の拡張は山林を崩してまでやるべきことだったのかどうか、結果は、10年、20年後くらいになってわかります。が、その責任は誰も取りません。
WITHコロナの時代、高齢化のための施策も必要です。
重要なことは金を稼ぐことを最優先政策とするのではなく、子どもたちの将来の生活環境を守るために、人々の安心安全な生活を守るためにどう政策転換するかということです。また、次の時代に何が必要かを見ながら、政策策定することです。令和4年度の予算はカネを稼ぐ政策を最優先した結果の重い負荷をひきづっています。課題を政策転換に熟すには時間がある程度必要なのでしょうが、「できない理由を探すのではなく、できる方法を見据え、WITHコロナの時代、早い段階での政策の構造的転換を求め令和4年度予算の反対討論とします。
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そしてきょうは、議員提出議案の議決の日でした。
いつも議員提出議案の政友会の方の反対には、仕方がない。ミソジニーで硬くなってしまった畑に鍬を入れて、土を柔らかくして大きな石を取り除いて、種まきができるようにするのが、私の議会の役目だと思っているので、政友会の議員たちだんだん反対することに引け目を感じるようになるのじゃあないかなあって、おもいながらの時間です。
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そして、嵐山町の緑と清流を守る決議は、政友会の長島議員には賛成していただけました。
ありがとうございます。4対7で否決です。
30年前の議員になった当初、議員に期待しても意味がない、職員に期待しようと考えたと当時とあまり変わってないなあって思います。
少しずつでも、議会がやらない・やれないから、やってみようというふうに変わっていく日はそう遠くない時にくるのだろうと信じています。